「雪の里情報館」のもとになった「旧農林省積雪地方農村経済調査所(略称=雪せっ調ちょう・雪害)」は、昭和8年、生活に苦しむ雪国の農村を立て直すことを目的としてつくられたものです。
昔の雪国の様子や雪国の暮らしについて、絵と写真でご紹介します。 昔の雪国の様子 懐かしき雪国の昔大変とは言え、現代の雪国の暮らしは「克雪・利雪」が進み、昔に比べてずいぶんとよくなりました。今とはかなり違う、昔の雪国の様 …
全国に類を見ない事業所“雪調” 昭和初期、積雪の苦に加えて繰り返す凶作のため疲弊しきっていた農村経済を更生させるために、調査・研究・指導を目的とした全国唯一の役所として積雪地方農村経済調査所(以下「雪せっ調ちょう」)が …
雪害救済運動の先駆者 松岡俊三の偉業 山形県楯岡(現村山市)出身の衆議院議員松岡俊三(1880~1955)先生は、雪国救済を語る上で欠かせない人物である。 松岡先生は、大正末から昭和初めの雪国農村の窮状を目のあたりに …
雪調は工場群 雪調のミッションの中枢を占めるのは、農村の窮状を緩和するための現金収入に結びつく「副業・農村工業」を研究し、振興することであった。 構内には、左の写真のように各種工場(醸造、瓶詰缶詰、木工金工、ホームス …
今和次郎と積雪地方農村経済調査所(雪調) 今和次郎 弘前市生まれ(1888年~1973年) 考現学の創始者として知られています。その他にも建築家、民家研究、生活学の創始者など、多様な分野で活躍され、多くの業績を残していま …
東北各地に広がった民芸運動 昭和12年、雪調では疲弊していた雪国農村を立て直そうとしていました。特に冬場は現金収入が無く、雪調では、農家の「副業」について何か良い手だてはないかと模索していました。当時、農家の人々は俵や …
シャルロット・ペリアンと新庄 シャルロット・ペリアン(1903~1999)は、フランスの建築家ル・コルビジェの高弟で、いまなお実績が高く評価されている建築デザイナーである。わが国の外貨獲得のための輸出振興策の中で、家具 …
平成26年4月25日、旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎(以下『雪調庁舎』)が登録有形文化財への登録告示がありました。 雪調庁舎は、雪下ろしの必要がない急勾配の切り妻屋根と、三角のドーマ窓が特徴。昭和12年に建築、設計は …
雪の里情報館 指定管理者東北情報センター